ついつい、頭で考えてしまうボク達。このコロナの状況でも、どうやったら乗り越えられるかに苦心してしまいます。それはとても大切なこと。でも、まずは今自分がどう感じているかに触れてみるといいなって思うのです。
なぜなら、心をほったらかしにしていては、乗り越えることは難しいからです。ここに仏教の知恵が役に立つ。
何かあるとなんとか解決しようと頭で考えることが科学的思考とするなら、仏教的な考えは、分からないことはそのままにして触れてみるという態度です。分からないことをそのままにするというのは無視するということではありません。触れてみるということです。具体的な例を出してみましょう。
例えば身体です。身体って日ごろ意識して観察するものではないです。でも、とっても不思議なもの。理科で習ったみたいに、胃の働きがどうこうというのは科学的な思考。その一方で、今、自分の足の裏はどんな感覚かなぁとか、お腹はどんな感じかなぁって感じてみること、これが触れるということ。こういう風に触れることを大切にしていると、「ありのまま」を感じる、観るコツが掴めてきます。
「ありのまま」を感じる → 思考する → 行動する こんな風に仏教的な態度と科学的思考を組み合わせていくといいなって思います。
身体を感じるのはボクは野口体操を参考にしています。
日々是好日。