寺子屋中学では、いろんな分野で活躍する大人と出会う時間があります。
その名も、『大人の背中』今回は、イラストレーターでもある寺中有希さんです。昨年に引き続き2回目のワークショップです。有希さんの、人柄、ファシリテーション、イラスト、全てのファンです。お寺の絵も描いていただいてます。
今回のワークショップは、『自分の模様を作ろう』です。
勉強、部活、家族、友達のことなど、悩みも多い中学生。自分作りの大切な時期を過ごしています。
いつも子ども達に話すのは、「自分で考えること。自分で決めること。可能性を疑わないこと。」
一人一人は天才として生まれてきている。でも、いつの間にか、これはできない、できそうもないとセーブをかけがち。
時代は、大きく変わっています。チャンスもたくさんあるのが今の時代。チャレンジしないと何も与えてくれない時代。厳しくも可能性に溢れた時代だともいえます。
自分のやりたいこと、できることを探し信じ続けてほしい。そのためには、日頃から自分で考え、自分で決めることを練習していく必要があるのではないでしょうか。
有希さんとのワークショップは、自己決定の連続でした。
最初は、しるらないカードで、今の気持ちに合うカードを選びます。部活で悩んでいるからぐるぐるのカードを選ぶ子、家で一人でいる時の気持ちを選ぶ子、それぞれにしっかりとした理由があります。
たどたどしくも、自分の感情を言葉で表現する姿。自分の内面にアクセスしていることがよく伝わりました。こうやって自分が作られていく。そう感じました。
いよいよメインワーク。有希さんが作ってくれたスタンプで、自分の模様を作っていきます。
スタンプだから、上手い下手を気にしなくていい。人と比べることから解放されている時間です。子ども達の心が表現されているように感じます。
最後は、それぞれの作品を見合って分かち合う時間
ワーク終了後の晴れやかな子ども達の姿が印象的でした。
中間テストが終わった、このタイミングで有希さんのワークをしたのが良かったとボクは感じました。
自分と向き合うからこそ、遊びも勉強も部活も充実させることができると思います。うまくいくことも、いかないこともあるでしょう。そこから何を学ぶのか。育つのは自分自身。育とうとする子ども達の芽を大切にしてあげたい。
そんな時間でした。有希さんありがとう。