「若返ったね。」
3年ぶりに会った友人のフンコロさんの第一声でした。
これだけでも、会ってよかったーと思いました。僕もこれから久しぶりの人には必ず言おうと思います。
若返った理由は、ホテルの化粧水のおかげです。
フンコロさんは歳の離れた学友であり、善知識です。善知識は仏教の言葉で、いい人ってことです。いい人とは、自分にとって都合がいいではなく、互いを思い合える人のことです。
寺子屋の子ども達に毎年、コピーライティングのワークをしてくれます。
フンコロさんに会うと、心がホッとします。
急いで、横浜から伊賀に戻り、寺子屋中学生でした。みんなで英語カルタを作りました。英文がくだらなさすぎて笑いました。
中2の子に聞いてみました。
「いいねーーー!!やろうやろう!」
Yes,andで答えてくれることが励みになります。寺子屋の子達も、僕にとっての善知識です。
数ヶ月に一回は、寺子屋祭りを子ども達としてきました。子ども達による、子ども達のための手作りのお祭り。
仲間のたこ焼きともさんも賑わせてくれます。
来年はさらに子ども達に委ねていきたいです。
「自分達にも世界を良くする力がある」
子ども達がそんなことを感じられたら、世界はもっと優しくなる。はず。
寺子屋食堂は、子ども達が運営する誰もが来れる賑やかなレストラン。そこに、僕たち大人もジョインしていく。そんなイメージをもっています。
寺子屋が終わった後は、(株)感じる伊賀の児島さんと会いました。彼は、フェリシモでの豊富な経験をもとに、故郷で地域商社を立ち上げています。地域商社が何かはよく分からないけど、地域の魅力を商品に変えているイメージでしょうか。
活躍されている方なので、僕は児島さんのことを勘違いしている時期もありました。非礼をお許しください。
でも、彼の伊賀の良さを広げたい、伊賀をもっと暮らしやすくしたい、伊賀の子ども達に豊かな学びを届けたいという気持ちが本物であることを感じ嬉しくなりました。
「子ども達が主催する子ども食堂をしたいんですよね、」
おそるおそる聞いてみました。
「それいいですね。」
ここにもYes,andの人がいました。
美味しいワインを本堂で飲みながら語り明かしました。
まずは、大人も子どもも学び合える場を共創していきます。二ヶ月に一度の、「みんなの学校」構想です。全国からのユニークなゲストの話を聞いたり、ワークをしたりする時間です。
僕一人の力はすぐに限界がくる。だから、緩やかに他者とつながりながら寺をどんどんオープンにしていく。
寺は学びの場、地域コミュニティの中心だったはずです。
僧侶であることは、「一人一人が生き生きと平和に生きる世界を夢見ること」だと僕は信じています。それが、僕のモットーです。
夢みてたら、気づけば周りに志を共にする人がいるものです。僕はそれに気づきました。ラッキーです。