新しい学校の作り方
「今の学校教育って◯◯で、ダメですよね。」
教師を辞めて、プロジェクト学習を真ん中に置いた児童クラブをしていると話すと、言われることがある言葉です。
僕は、この手の話を聞くと、ムキになって反論したくなります。
現場の先生は奮闘しているし、工夫してやってるのを知っているからです。
尊敬する後輩も、同期も、先輩も、僕にはいます。
何より日々、子どもを大切に教師をしている妻を知っています。
学校ダメ→海外の実践→オルタナティブって不健康だと思うんです。
否定から始まる学校に僕は子どもを預けたくない。
確かに、子どもが学校になじめないことはある。違う選択をすることが良いことだってある。
でも、だからといって学校教育全体を否定する必要なんてない。
学力より、生きる力だという主張の民間教育にも、僕は同意できません。
学力もまた、生きる力だからです。
学力を高めることが教育のメインです。
しかし、勘違いしてはいけないのは、学力=ドリルではないのです。
漢字を学ぶなら、街に出て、読みたい漢字を集めてくるのも、学力を高める学びです。
このように楽しみながら学べる場を開くのが、教育に関わるものの役目です。
だから、プロなんです。
じゃあ、ドリルは必要ないのか?
結論は、必要です。それは、テストの点数を上げたい時とか、受験勉強の時です。
あくまで短期的なものであり、本人の短期プロジェクトみたいな感じですれば良いのです。
子どもを真ん中に置くのと、子どもの意見を全て聞くことは同義語ではありません。
楽しそうなことは大人が子どもに提案してもいいのです。そこから、さらにワクワクさせるにはどうしたらいいか、やりながら調整すれば良いのです。
教師はプロの仕事です。
いろんなやり方や、理論を学び、引き出しを増やすことなしに、子どもの学びを見切り発車で進んではいけない。
僕はそう思っています。
どんどん増えるオルタナティブスクール。
3年後、いくつ残っているでしょうか?
子どもの今を預かるんだから、たった1人でも通う子がいるなら、開く覚悟がいると思うのです。
良いオルタナティブスクールは、学校と良い関係がありますし、極端な思想が除かれていると感じています。
この頑固な性格、直んないな、僕は、、、