寺子屋の新年度
寺子屋も新年度が始まりました。
6年生が17人も卒業し、人数が少なくなることを危惧してましたが、ありがたいことに、ほぼ満員御礼となりました。
低学年の子達も増えて、なんだかほのぼのしています。
かわいいに尽きる。
小学生の寺子屋で、この時期、話すことは、次の2つです。
「楽しく、真剣に」
「全員とは親友にはなれないけど、一緒に活動できる仲間であろう。」
話すこと以上に大事にしているのは、それを遊びや学習を通して、体感すること。
だから、仲間づくりの遊びを多めにプログラムを構成しています。読み聞かせも大事な時間です。
僕が伝えたいことは、自然と子ども達が言葉にしてくれるものです。
中学の寺子屋は、水曜日に加えて、金曜日の夜のクラスもスタートさせました。卒業したほとんどの6年生が、そのまま参加してくれています。
ずっと仲良くしてきた子達ですから、中学に入り、なんだか大きくなっている姿に感動してしまいます。
中学生にとって、勉強についていけること、高校受験はとても大事だと実感しています。
中学の寺子屋の機能は、学習塾です。そう言い切るようにしています。
勉強の悩みが不登校だったり、自死の原因の一つになったりすることを知っているからです。だから、勉強が分かるように、授業についていけるように、みんなでワイワイしながら向き合っています。
勉強の悩みや喜びを、分かち合える仲間がいるのが、寺子屋の強みです。
ここでも関係性作りを、とても大事にしています。
この時期、中学生に伝えていることは次の3つです。
「どんなことがあっても、あなたを大事に思う家族がいるし、僕も必ず駆けつけるから。」
「どんな感情が湧いてきても、どんなあなたでも花丸。」
「楽しく、真剣に」
中学生も同じで、言葉だけでなく、体感することが大事です。
小学生の頃から築いてきた信頼関係をベースに、心と楽しく向き合うソーシャルスキルアクティビティもしています。
一人一人と関わりながら、この子達を大切に思う自分の気持ちに触れることができています。
僕はみんなの吊革。揺れた時、掴むことができる、そんな自分でいたいと思います。
子ども達と同じ場所に暮らし、公私混同しまくりです。
でも、これがやりたかった。
これが僕の仏道です。