寺子屋 大仙寺の日々是好日

三重県伊賀にあるお寺。大仙寺の寺子屋ブログです。探究型の寺子屋です。HP → https://www.iga-daisenji.org/

大人の背中 vol.5 〜フンコロさんとコピーライティング〜

今回の大人の背中のゲストは、坂口健一郎さん。ボクはフンコロさんと呼んでいる。

 

何を隠そう、彼はコピーライターだ。Wikipediaによると、コピーライターとは、広告の文案を作成する人という意味だそうだ。

ja.m.wikipedia.org

 

まさに、彼は広告やCMを作ってきたクリエーターだ。

 

彼との出会いは、昨年度、通っていた青山学院大学ワークショップデザイナー育成コースだった。ボクとは20歳ぐらい歳が離れている大先輩だけど、同じ釜の飯を食い、共に学んだ。

wsd.si.aoyama.ac.jp

 

尊敬している友人の1人だ。

 

「大切なことは、相手の立場に立って考えること。」

 

リエーターのイメージというと、自己表現をするイメージだったので、この言葉にはびっくりした。確かに、言葉というのは伝わらなければその役目を果たせない。

 

事前に、ある商品をお題にコピーライティングの課題が出ていた。これには、みんな大苦戦。言葉を創る、相手に伝わるように工夫する。言うは易し、行うは難しなんだよなぁ。

 

言語化する力が求められる時代において、大切な気づきを得たと思う。

 

実際にフンコロさんに話をみんなで聞いた時に、子ども達が驚いていたのは、広告の作り方だ。1人ではなく、多くのスタッフやキャストで作られていること。チームで作られていることだ。僕らが見ているCMや広告には、多くの人の知恵が集まっているのだ。

 

フンコロさんが、あるコピーを見て広告業界に入ろうと決めたように、何がきっかけで子ども達が、自分が没頭できることを見つけられるかは分からない。

 

大人ができることは、そういった気づきが生まれる場を作っていくことなんだと思う。

 

このことは、ボクの信頼している心理士の諸富祥彦さんの著書にも書かれていた。このような場を今後も大事にしていきたい。

 

主役はいつも自分。でも、気づきが生まれやすい環境は周りの人たちが整えてあげることができる。

 

寺子屋はそんな場でもありたいと思う。