教員時代も、寺子屋時代もいつも大事にしてきた言葉です。
「あなたの子どもを通わせたいですか?」
自分の子どもも、この寺子屋に通わせたい。これを思えるということは、場が安心・安全で学びがあるということだと思っています。
中学生の寺子屋は、まさに。大人も自分も通いたいって思います。それは、ボクが素晴らしいとかではなく、人間として成長できる場であるからです。
寺子屋中学校では、「大人の背中」という時間が月一回あります。
これは、自分自身に素直に生き、社会で活躍する大人の方をゲストに、ワークショップを行うものです。生き方に触れることで、中学生にとっても自分の今や未来を考えるきっかけになっています。
明日はCMプランナーの方が来てくれます。
こうやって、「大人の背中」の取り組みに賛同してくれて参加してくれる方々がいること。感謝です。
寺子屋中学生の、もう一つの大きな特徴は、自己調整学習です。一人一人、勉強の進み具合も理解も異なります。まずは、自分の現在地を知り、何をすればよいのかを一緒に相談しながら進めています。
この自己調整学習は、受験や試験だけでなく、これから生きていくのに必ず役に立つ技術です。これをしっかり身に付けることを大事にしています。
言うは易し、行うは難しで、なかなか難しいのも事実ですが、だからこそ一生モノになります。
高校受験が一つの目標になりますが、学校の勉強を中心に、学び残しがないように繰り返しやっていけば十分です。もちろん、今の現在地を正しく判断するアドバイスは必要です。
これは、友人の教育学者の方や、塾の方に聞いても同じ回答でした。何より、今年、高校受験に挑む寺子屋の中3の子を見ていて、確信しています。
たくさんの問題集をするのではなく、学校のものを繰り返し行うことが大事でしょう。