中学生の寺子屋では、子ども達の世界の可能性をどんどん広がることを期待して、ユニークな大人の方をゲストに学ぶ日があります。
それが、大人の背中です。
今回は、研究仲間でもある横浜国大の石田喜美さんに来ていただきました。喜美さんには、現職時代も授業を見に来ていただいたり、喜美さんところの学生さんを、うちの学校で受け入れたりと楽しくさせてもらっています。
学会で発表したこともありました。これも面白かったなぁ。
喜美さんには寺子屋サポーターもお願いしていて、いろんなアイデアをいただいています。とにかく、面白い人です。
今回は、中学生と国語のワークショップです。
まず最初に、変顔マッチをしました。ダイソーに売っているそうです。
これは、カードに表情が書いてあって、その表情を親以外の人がして、親が当てるというゲームです。うちのみんなの良いところは、こういうのをめっちゃ楽しめるところです。この日もめっちゃ楽しんでいる姿がありました。
国語の授業で、何で変顔??子ども達も、びっくりです。
外国籍の子も学校にはいる。言葉だけの授業じゃ分からない。伊賀の子ども達は、日常的に外国籍の子が多く、そのことをよく実感しています。
言葉だけじゃないコミュニケーションのあり方を考えるきっかけになったワークでした。
続いては、たほいやゲームです。
これは、辞書に載っている言葉の意味を、それっぽく書いていってクイズにするゲームです。
例えば、「こい」という言葉
一つだけ辞書の意味で、他は子どもが考えた意味でした。どれが本物か分かりますか?
子どもたちが自然と言葉の意味を吟味していました。その子のこれまでの経験、知識、感性が表れるなぁと思いました。
異性と同性という言葉をLGBTの観点から、問いを作っている子もいます。
ボクはこのゲームを通して、言葉を吟味する姿を見て、大人も子どもも学習者としては、全く同じ立場だと思いました。教える、教えられる関係を超えた学びがそこにありました。
みんなにとって初めての大学の授業でした。楽しくも一つ一つに意図があり、アカデミックな要素もある喜美さんの授業が最初の出会いで嬉しかったなぁ。