こんにちは。大仙寺の真人です。
昨夜、友人が家に大きな段ボールを抱えてやってきました。
その中身は大量のお菓子。
知り合いのところで余ってしまい、廃棄するのはもったいないから配っているとのことでした。コロナの影響はこんなところにもあるのかもしれません。食べ物を粗末にしないこと。当たり前のことだけど、日本の廃棄ロスはとても多いのが現実です。
食べ物はそれこそ、どんなものであっても、そこには作り手がいて、材料がある。誰かの手間をかけた命そのものをいただいている。大事にしたいものです。
というボクだって、食べ物を粗末にしたことがありますし、無頓着だった方だと思います。でも、歳を重ねるにつれ、祖母が言っていた「米粒一つ一つに仏様がいるんや」っていう言葉が分かるようになってきました。
ボクはこの友人がしていることも素晴らしいけど、その心が素敵だって思いました。それは、食べ物を大切にするということだけでなく、知人のために自ら行動をしているところもです。
仏教には自利利他(じりりた)という言葉があります。自分にとってやりたいと思うことが他者のためにもなっている。そこには見返りも何もない。友人の行動は、この自己利他そのものだと思います。
なんだかとっても嬉しくなり、このような友人がいることを誇りに思います。
最後になりましたが、たくさんのお菓子がお寺に置いてあります。ぜひ、もらって行って下さい!!