1月からの怒涛のオミクロン株・・・
学校も大きなダメージがありました。そんな中、オンラインアイスブレイク研修会を学校の先生や、塾の先生向けにする機会をいただきました。
そんなうちの寺子屋もオンライン授業が続いていて、先週からようやくオンラインと対面を混ぜたハイブリッド授業に移行している状況です。
今回はオンライン授業におけるコツを三つ紹介します。
① 聞き合う文化を作る
② 70%の準備にしておく
③ 気になるあの子のために授業を作る
① 聞き合う文化を作る
オンラインであっても対面であっても、話すこと以上に大事なのは聞き合うことです。聞くというのは話すことよりも難しいことです。オンラインは、相手の反応がとても見えにくい。だから、しっかり聞いて豊かな反応を返してあげることが安心・安全の場を作っていきます。
当たり前のことですが、これを言葉で伝えるのはナンセンスです。はっきりいうと、言葉では子どもに伝わりません。大切なのは体験させ価値づけることです。
例えば、オンラインで「せーので、好きな食べ物を言ってみよう」と提案します。みんなは一斉に言いますよね。その後に、「○○さんの好きなもの分かった人?」と聞きます。
もちろん分かりません。そこでどうしたらいいか考えさせます。すると、子ども達から、聞くという言葉が出てくるでしょう。そこを大いに褒めてあげて価値づけしてあげることが大事です。
「今聞き合うって言葉がでたね。そうだよね、聞いてもらえると嬉しいもんね。」
その後、確実に聞く姿勢が変わります。そこもすかさず褒めてあげる。繰り返していくと聞き合う文化が必ずできてきます。
② 70%の準備にしておく
子どもは先生が間違うのが大好き!漢字を間違うと指摘するし、つっこむのが楽しいようです。オンラインでも同じです。流れるように準備された授業では、子どもはお客さんになってしまうんですよね。だから、完璧な準備ではなく少しラフにしておくのが大事。完璧を求めるのは疲れちゃう!
③ 気になるあの子のための授業作り
30人全員が満足する授業を目指すより、あの子が笑顔になる授業を作ることが近道です。オンラインだと全員の反応を理解するのは不可能です。だからこそ、この授業ではAさんのことだけを考えて授業を作るのが良いです。そうすることが、結局みんなにとってもプラスに働きます。
オンラインの授業ネタはネットに転がっています。それを使えばいいと思いますが、根っこのマインドの部分が整っていないと、楽しいだけで学びなしになってしまいます。