寺子屋 大仙寺の日々是好日

三重県伊賀にあるお寺。大仙寺の寺子屋ブログです。探究型の寺子屋です。HP → https://www.iga-daisenji.org/

尊敬する新聞記者は、あの人

昨年の今日だった。

細々と始めた寺子屋を追ってくれていた記者さんがいた。

インスタグラムにDMが来たんだった。

それからは、子ども達に相談。

寺子屋に取材が来るんだけど、どうする?」

ここは僕だけの場所ではないから。そう、ここは僕たちの場所。

案の定、子ども達はのりのり。僕だってのりのりだ。

この記事は、僕を取り上げてくれたんだけど、地域版には子ども達をたっぷり取り上げた記事が掲載された。

あれから一年が経った。

子ども達は成長しているし、彼ら自身も成長を実感していることだろう。

寺子屋だって気づけば70人が通い、成長している。

じゃあ、僕はどうか?

JICAに勤務が始まったり、地域紙のライターになったりと、環境は確かに変わった。

でも、自分が成長しているかどうかは怪しい。

寺子屋にしても、次の夢を描いているのに動こうともしない。現状維持に埋没している自分。

次の夢は、「子ども達が作る子ども食堂

大人が支援することもいいと思う。否定していない。

だけど、僕は自分達の場は自分達で作る方に魅力を感じる。

でも、一歩が踏み出せない。

地域を巻き込んだ子ども食堂となると、自分一人でやりきれないことが明確だから。だって、いくら子どもが主体といっても、その環境を整えることは大人の役目だからだ。

数週間前には、地域商社を立ち上げた先輩に、昨夜は地域でたこ焼きを焼く先輩に話した。

二人ともしっかり聞いてくれた。そして、面白がってくれる。

世界は僕が思っている以上に優しいのかもしれない。

仲間づくりが苦手な自分。

殻を破るのは今かもしれないと思った。

頼る先を増やす。

「人の心は他者に守ってもらうもの。」

この言葉が僕を後押ししてくれている・・・気がする。

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