寺子屋 大仙寺の日々是好日

三重県伊賀にあるお寺。大仙寺の寺子屋ブログです。探究型の寺子屋です。HP → https://www.iga-daisenji.org/

「学校行きたくない」という気分になったとき という首藤先生の文章を読んで思ったこと。

寺子屋サポーターでもあり、尊敬する先輩でもある、千葉大学名誉教授 首藤久義先生のFBから以下抜粋です。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「学校行きたくない」という気分になったとき 「休みたい」という心の声が自分の内部から聞こえてく…

子どもをみとるということ

子どもをみとる 教育の世界では、子どもを理解しようとすることを、「みとる」と言います。 「みとり」については、いろんな考えがありますし、手法もあります。ボクも全ての子どもについて毎日日記を書いたこともありますし、特定の子どもを追っかけて記録…

寺子屋 秋のプロジェクト〜肝試し編〜

お墓ってなんだか夜は怖い・・・ボクは僧侶だけど、小さい頃は怖かったなぁ。とはいえ、仏教では生まれることも死ぬことも、同じ永遠のいのちのはたらきなんですよね。そういう意味では、お墓っていのちの集まり。温かい場所ともいえます。 さてさて、それは…

寺子屋まつり開催しました!

10月17日(日)に寺子屋祭りを開催しました。寺子屋の子ども達は、自分たちが企画したお店を運営しました。たくさんのお客さんに、てんやわんやでしたが、お客さんに楽しんでもらえたようです。 「子ども達が生き生きしていました。」 「お祭りを通して、子…

おとなの背中 〜中学寺子屋にゲストが来ました〜

鷲田清一さんという哲学者が大好きです。その中でも、おとなの背中というエッセイ集が大好きです。無人島に行くなら絶対持って行きます。 おとなの背中 (単行本) 作者:鷲田 清一 発売日: 2013/09/21 メディア: 単行本 エッセイの題名を使わせてもらった、寺…

子ども達とお祭りを作るということ

明後日は、いよいよ寺子屋祭りです。 iga-daisenji.hatenablog.com 今回のコンセプトは、「自分も楽しく、相手も楽しい」ということです。シンプル。明日、お祭りづくりを手伝ってくれる子ども達17名と準備をします。 寺子屋に来ている子もいれば、初めて来…

てらこやまつり開催 10/18(日)

【てらこや祭り開催】 日時:10月18日(日)10:00から11:00ごろ 場所:真宗高田派 大仙寺(三重県伊賀市上野三之西町3241) 内容:子ども達の出す露店 たこ焼きともさん 出店(子どものために活動している方) クイズラリー ※たこ焼き以外は全て無料です。 …

中学寺子屋 若干名募集 毎週水曜日16時50分から19時まで

中学寺子屋がオープンして、早1ヶ月。 どうやったら、勉強ができるようになるのか。ここにはポイントがあります。 せっかく覚えたのに、忘れた。テストになったら、書けなかった。誰にでも経験のあることです。これは、復習が自分のものになっていないからで…

学習を個別化するということ

一人一人、学び方も、学ぶペースも違う。 自ら何を学び、どのように学ぶのかを選択する。 学びは強制ではなく、自分がやりたいがスタート こうやって書くと、そうだよなって思う。でも、これを実際に実践に落とし込むのはなかなか難しい。学習の個別化が難し…

ピタゴラスイッチ作り

寺子屋の今のプロジェクトはピタゴラスイッチ作り!! これは、ボクが6年生を担任をしていた時に、理科でやっていた学習です。それと、生活科のおもちゃカンパニーの学習を混ぜています。 風越学園の岩瀬さんの実践も参考にしています。 iwasen.hatenablog.c…

デザイン思考で小さな一歩を

平日寺子屋始まっています。 月曜日(小学生の部)9名 水曜日(中学生の部)7名 金曜日(小学生の部)10名 全部足すと26名。これだけ集まってくれていることに驚きと感謝です。一番最初は、6月にした「お寺で遊ぼう」の企画がスタートです。 iga-daisenji.ha…

平日寺子屋始めます

平日の月曜日・金曜日17:00から18:40で寺子屋を始めます。両日、10名の募集です。うれしいことに、ほぼ埋まりました。あと数席空いていますので、ご興味のある方はお早めに!!

夏の寺子屋終了!! 感謝!!

夏の寺子屋に参加することを後押ししてくださった、保護者のみなさまありがとうございました! 「友達が増えたよ。」「べんきょうも楽しくできた。」「本作りをがんばったよ。」「先生といっし ょにべんきょうできてよかった」「九九ができるようになったよ…

夏の寺子屋4日目

ある保護者の方から、こんなLineをもらいました。「スキップしながら寺子屋向かっている子がいたよー。」楽しみに来てくれることが何より嬉しいです。今日もしっかり学んでいました。マイタイムや作家の時間での、静けさは素晴らしいです。それぞれが、自分…

夏の寺子屋2日目

「おはよう!!!」 元気な声で、朝から子ども達がやってきます。入り口は友達が作ってくれた暖簾です。 ありがとう、たっちゃん夫婦。近所の床屋さんです。そして檀家さんです。いろんな人の応援があって今があるんだよなぁ。 2日目となると、子ども達の関…

夏の寺子屋スタート

夏の寺子屋スタート!! ついにスタートしました夏の寺子屋。住んでいる場所も学校も学年も違う子どもたちが共に学び合う。もう、初日から子どもの良さ全開です!! 全ての子どもに力がある。これはボク自身、いろんな経験をしてきて確信していることです。…

夏の寺小屋〜作家の時間〜

夏の寺小屋で行う、本作りプロジェクト『作家の時間』の準備を進めている。 作家の時間は、本を作る活動を通して、書くことが好きになる、書き続けてしまう学習だ。プロジェクト学習ともよばれる。 ボク自身、この実践は教員時代から長くしている。しかし、…

ボクが教育者として大切にしていること

冒険教育を推進するプロジェクトアドベンチャージャパンの寺中 有希さんに描いていただいた、居ドコロ新聞が届きました。 www.pajapan.com Yukiさんに、1時間、いろいろインタビューをしてもらい、それをもとにYukiさんが新聞にするというもの。もう、すげー…

お寺であそぼう 寺リンピック開催しました!

寺リンピックを開催しました。 2歳の子から小学校6年生まで、10人の子ども達と楽しく過ごしました。終わった今の気持ちは、清々しく、とてもうれしい気持ちです。それは、やっぱり子ども達が、目一杯楽しんでいる姿があったからです。楽しいがあるから、心は…

書くことの学習支援

「書くことの学習指導は、よい作品を生み出すためにするのではなくて、書き手の育ちを助けるためにするのである。」 歳の離れた友人でもある千葉大学名誉教授の首藤 久義さんの著作『書くことの学習指導』の一節。 ボクは首藤さんと出会う前に、「作家の時間…

体験しながら学ぶ

体験しなから学ぶ あんなにたくさん覚えたことって、ほんときれいさっぱりなくなります。脳の片隅にあるのだろうか、、、 反対に忘れられない一場面だってあります。昔、温厚な友達と海鮮丼を食べていて、トイレの間に彼のボタンエビを食べといてあげたら、…

読むことが好きになる教え方

子ども達の学びを豊かにし、考える力をつけるには「読む」こと「書く」ことが大切だなーって思います。それって結構昔から言われていることかもしれません。だからといって、これを読みなさい、これを書きなさいって言われ続けては、好きになることは難しい…

大人の背中

昔は分からなかったこと。今は身にしみて分かること。 そんなことがあります。 僕らは生まれてからずっと誰かとのかかわりの中で生きていて、時にはそれが鬱陶しくなったり、時には激しくそれをもとめたり、平穏に過ごしたり、、 何かを学ぼうと思って学ぶこ…

子どもの一歩先を行く

全てを教えることなんて僕にはできない 僕が思っていることです。逆立ちもできないし、側転だってうまくできません。失敗だっていっぱいするし、豆はあまり好きじゃないし、アンパンマンのキャラクターも全部言えません。 僕にはできないことがいっぱいある…

子どもの得意を生かすと、苦手なことも夢中になれる

学校現場は仲間の先生に任せて、ボクは、学校以外の場所で子どもの学びの場を作りたい。 そう思っています。でも、学びってなんでしょうか? かけ算ができること、漢字が書けること。それも学びの一部でしょう。でも、それだけではありません。現在では、子…

お寺で遊ぼうを大仙寺で実施しました R2.6.21

6月21日(日)にお寺で遊ぼうを実施しました。 参加してくれた子どもは8名。お寺ののんびりした空間に子どもたちの明るい声が響く。そんな時間になりました。 こんなプログラムでした。 ①対話型 読み聞かせ ②アイスブレイク(キャッチ) ③クイズラリー まず…

コロナがボクに気付かせてくれたこと

「コロナで、学校がなかなか始まらなくて、やる気はあるんだけど、なんか変な感じがする。」 こんな話を檀家さんとしていました。そうなんだなぁと思う。このことを受けとった上で、ボクが感じたこと、気付かされたことを書いてみようと思う。 まさか、世界…

迷いや疑問が教えてくれること

問題解決するために、僕たちは生きているわけではないんだなぁ これは問題を解決することを否定しているわけではない。 迷いや、疑問や、壁があれば理解しようとするし、乗り越えようとするもの。そうやって成長していくのもまた事実。 でも、迷いや疑問や問…

友人の心に触れる

こんにちは。大仙寺の真人です。 昨夜、友人が家に大きな段ボールを抱えてやってきました。 その中身は大量のお菓子。 知り合いのところで余ってしまい、廃棄するのはもったいないから配っているとのことでした。コロナの影響はこんなところにもあるのかもし…

応援してくれる人がいるということ

ホームページを見て、電話をくれる人がいます。 「頑張れよ。応援してるからな。」 メールをくれる人もいます。寺の前の掲示板を見て声をかけてくれる人がいます。とっても嬉しいです。こうやって応援してくれる方々にとっても、ええなぁって感じられるお寺…